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国内テニス

「いつ自分が動き始めるか?」伊達公子さんがキャンプでジュニアにプロの感覚を指導<SMASH>

赤松恵珠子(スマッシュ編集部)

2021.11.26

ジュニアに指導をする伊達公子さん(写真左)。写真:スマッシュ編集部

ジュニアに指導をする伊達公子さん(写真左)。写真:スマッシュ編集部

「リポビタンpresents KIMIKO DATE ×YONEX project Go for the GRANDSLAM」のキャンプが11月26日・27日に、愛媛総合運動公園で実施されている。2期生のメンバー6人に対して、伊達公子さん、浅越しのぶさんら6名のコーチ陣に加えて、川田真琴トレーナーがフィジカル面もチェックするという豪華な内容となった。

 オンコートで伊達さんのレッスンを受けていた2期生の網田永遠希は、ボールが身体に食い込まれたと思った時こそ「スイングを途中で止めないで、しっかり思い切って振る方が入る」と指導を受けた。実際にフォロースルーで腕が前に振れており、打っているボールは深く鋭くなっていた。

 その時に出た話題が、「ラリーの時、いつ自分が動き始めるか?」。

 一般のテニスプレーヤーの場合、「相手がボールを打った時。どこにボールが来るかを判断して動く」という答えが多いのではないだろうか?
 
 伊達さんの答えは、「自分が打って相手が動き出した時には、自分も動き出す」とのこと。ずいぶん早いと思ったが、浅越さんも石井弥起さんも伊達さんと同意見。「自分がどんなボールを打ったかがわかったら、相手のボールが予測できるから、動き出す」と、ステップインするのか、少し下がるのかなど、ポジションを取り始めると言う。

「常に予測」。これがテニスで勝つためには必須の要素ということだ。相手の打ったボールに合わせて動いていたのでは、遅かった。6名のジュニアたちは、このようなプロならではのアドバイスを受けながら2日間を過ごすことになる。

 加えて、このキャンプの後には、「リポビタン国際ジュニア」(11月29日~12月5日/愛媛県総合運動公園/ITFグレード5)と「岐阜国際ジュニア」(12月6日~12月12日/岐阜長良川テニスセンター/ITFグレード5)の、2つのITFジュニア大会が控えており、大会前の調整を学ぶ機会にもなっている。

取材・文●赤松恵珠子(スマッシュ編集部)

【PHOTO】「リポビタン Presents伊達公子×YONEX PROJECT ~Go for the GRAND SLAM~」ジュニアたちが成長するキャンプの様子

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