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海外テニス

19歳で世界トップ20入りを果たしたシナーが「ランキングはただの数字」と謙虚な姿勢を示す理由<SMASH>

スマッシュ編集部

2021.04.23

10代にしてベテラン選手のような安定した強さをキープし続けているシナー。(C)Getty Images

10代にしてベテラン選手のような安定した強さをキープし続けているシナー。(C)Getty Images

 現在、自己最高位となる世界ランク19位のヤニック・シナー(イタリア)が、19歳ながらにトップ20入りを果たした理由を自己分析した。

 2019年に開催されたNextGen ATPファイナルズを制して以降、一躍ブレイクを遂げたシナーは、今シーズンも開幕からツアー優勝1回、準優勝1回、ベスト8進出3回と好調を維持。ランキングも昨年10月にトップ50入りを果たすと、4月初旬にはトップ30を捉え、そして今週(4月19日付け)にトップ20に突入した。

 現在出場中のバルセロナ・オープン(スペイン・バルセロナ/クレー/ATP500)でも、22日の3回戦で第5シードのロベルト・バウティスタアグート(スペイン)を下して準々決勝に進出。世界ランク11位で、安定感抜群のテニスがウリの実力派に対し、今シーズンに入ってから3連勝している点も彼の能力を物語るところだ。
 
 海外テニスメディア『UBITENNIS』によると、この試合後の会見でトップ20入りのプレッシャーを問われたシナーは「プレッシャーはない。ランキングはあくまで数字だ」とコメントし、「トップ20入りはもちろん嬉しいけれど、まだ道のりは長く、改善すべきことが多い。だからこそチームと一生懸命努力している。プレッシャーについても、トップ30に入った時と何も変わらないよ」と謙虚な姿勢を示した。

 さらに、年間上位8選手のみで争われる男子テニス最終戦、『Nitto ATPファイナルズ』への出場権を懸けたレースで現在7位につけているシナーだが、これもさほど重要視してはいないという。

 コロナ禍の影響により、「多くの選手が満足に大会に出場できないでいたり、グランドスラムで良い成績が残せないでいることも考慮しないといけない」として、このランキングが選手の実力を示す正確な指標にはならないという。

 バルセロナ・オープンの準々決勝で、第3シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)と対戦するシナー。昨シーズンから非常にハイレベルなテニスを維持している相手だけに、「疑いようもなく、彼は現在最高のテニスプレーヤーの1人。彼を快適にプレーさせないよう最善を尽くしたい。素晴らしい戦いを期待しているよ」と意気込みを語った。

構成●スマッシュ編集部

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